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【通信高校1年生の父親】待ちに待った三連休

2025年3月8日

半分ドキドキ

待ちに待った三連休がスタートした。

しかし内心はドキドキだった。楽しい親子の三連休が過ごせるだろうか?

それとも何もなくただただ三連休が過ぎていくだろうか・・・

いつも休みになると妻と息子に同じ質問をする。

「今日の予定は?♫」

なにもないと「親子三人で何処かでかけないか?」

妻や息子から何処かに行こうという誘いは一切ない。

いつも私からである。

今日の質問にふたりとも「予定はない」と答えたので

午後でかけることにした。残念ながら妻も息子も私と出かけるのは

そんなに得意じゃなさそうだ。「どこか行きたいところない?」と

楽しそうに質問するが「どこいくの?」「どこでもいい!」そんな

言葉ばかりが仏頂面といっしょに返ってくる。今回もそうだった。

こんな田舎で行くところは決まっているし、もうその殆どを行き尽くした。

私にだってそんなアイディアがポンポン出てくるわけでもない。

今回は、駅前に期間限定でやっている「牡蠣小屋」を提案し、

みんなの了解を得た。

出張牡蠣小屋「牡蠣奉行」

最近駅前を通るといい匂いがしていた。

期間限定の「牡蠣小屋」からの匂いだ。毎回そばを通るたびに

家族連れやグループでいつも楽しそうな声が聞こえてくる。

その楽しそうな雰囲気に、親子三人をダブらせていた。

そこに決めた三人で出かけた。お昼時を避けて、ついた頃は

13時半ぐらいだった。半分ぐらいの席が埋まっていた。

いい匂いがしていたが、妻と息子には笑顔はなかった。

私だけ笑顔で食材を選び、席につき牡蠣の焼き方の

レクチャーを店員から教わって焼いた。片面3分。計6分が

この親子には長く感じた。

牡蠣にはいくつか種類はあった。殻は大きいが身が小さかったり

それなりだったり、食べてるときは会話があった。

妻は、この牡蠣も含め海産物は食べれないので、牡蠣以外を

一口二口食べて参加していた。それでも三人で5,000円を

超えた。私も牡蠣を5粒ほど食べただけだったので、

私でさえおなかが減っていた。息子はなおさらだろう。

妻は、お腹と言うよりも家族1食分に相当するお金を出費していたので

更になにか食べようと提案すると、あまりいい顔はしなかった。

息子の満足げな顔をみたかった。そのために、ちょっと無理した。

駅ビルに入っていた寿司屋”魚廣(うおひろ)”に入った。値段は場所代もあるのだろう、

ちょくちょく来るような場所ではないが、今日は特別だ。

息子には「2食目だから量は抑えよう(笑)、でも好きなも頼めばいいよ」

というと「ここは高いよ〜!」とケチな息子らしく、遠慮したが

「好きなの頼めばいいよ」と言って、マグロづくし一皿を頼んだ。

最近発見した。うちの息子は美味しいもの、自分の好みの

食べ物を見つけたとき、「美味し〜い!」「なんて美味しい、今日は

いいもの食べれた」とは言わない。

黙ってニヤッと笑うのだ。嫌らしい訳では無いが、顔が明るくなる。

今回も、2貫ほど食べるとみるみるうちに笑みがこぼれ

私の望む、優しくて可愛い息子の顔になった。

良かった、牡蠣では失敗だったかと思ったが、ここで挽回できた。

その後、三人で当てもなく駅前をブラブラした。

会話がないわけではないが、盛り上がりもしなかった。

ほんの3時間の時間つぶしができなかった。駅前がしょぼい、

行くところが限られているということも、もちろんあったが

盛り上がりに欠けた。私だけ英会話教室があるので、

駅前に残り、二人を先に帰らせた。残された私は、

さみしく1時間なんとか過ごし、英会話を終えた後、

ひとりで電車で帰宅した。

懐かしい。高校時代はこの電車を使って通学していた。

それもひとりで乗るのは久しぶりだ。いつもは車ばかりで、

今の運動不足も車社会から来るところも大いにある。

ひと駅、ふた駅すぎるたびに、懐かしさより、心寂しさの方が

出てきた。真っ暗な田舎道でつくたびに数人の乗客が

乗り降りしていく。駅も経費削減のためか駅に駅名もない。

よほど通い慣れていないと、どこを走っているのかわからない状態。

確かに車内アナウンスはあるのでそれを頼りにすればいいんだが・・・

20時頃帰宅し、晩御飯は食べずに横になった。

40肩50肩からくる体調不良は、まだまだ続いていた。

でも今日は、息子の優しい顔が一瞬だけでも見れて、

幸せだった。それだけで良かった。うれしかった。

三連休の初日は、成功に終わった。

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