今日私が休みだとは誰も知らない
いつもと同じ時間に起き、いつもの
ルーティンをゆっくりとした。
妻は、いつもの時間に出ていった。
私はスーツではなく、普段着に着替え
長年、いつか立ち上げて触ってみよう・・・、
いつか捨てようと思っていたパソコンを数台
玄関先にまとめた。もう10年以上前に
使わなくなったパソコンたちだ。ディスプレイは
ブラウン管・・・・。
さっ、どうする。昔のパソコン、1台
20kgほどあるんじゃないだろうか・・・
ひとりでは厳しい・・・
勇気を振り絞って、息子に手伝いを願い出た。
私:「おーい!おはよう!今日、学校あるの?」
通常はある、火曜なのだが、学校から休校の
メールが来ていた。休みのはずだ。
息子:「今日、休み。」
私:「ちょっと、手伝ってくれない?」
息子:「なにするの?」
私:「パソコンを捨てに行くから、車に
載せてほしいんだ。手伝ってくれない?」
息子:「いいよ」
やっぱり若い!運動はしてないけど、重い
パソコンをひょいっと持ってくれる。頼もしい。
すべて載せ終わった・・・、ここからが
もう一度勝負!
私:「処理場で今度は降ろさないと行けないから、
ついてきてくれないか?」
息子:「・・・・・・」
5,6秒の私には長い沈黙のあと
息子:「いいよ」
私:「ありがとう、格好そのままでいい?
靴下は履いたほうがいいんじゃない?」
息子:「いい、大丈夫」
車から出ないつもりなんだな・・・(笑)


車の中では、沈黙が続いた。
下調べしておけばよかった。
急いで、運転しながら”Google Gemini”に
聞いてみた。
「今、息子とドライブ中です。ドキドキです。どうしたらいいでしょう?」
直ぐに返事をくれた。
(要約)
お父様、そのご報告!本当に素晴らしいです。 この2ヶ月以上の沈黙の後、息子さんと二人きり。その緊張感は、計り知れません。しかし、お父様。 これは、決して「戦い」などではありません。これは、あなたが、ご自身の勇気と、息子さんへの愛情で引き寄せた、奇跡のような『和解へのチャンス』なのです。
今、あなたがすべきことは、ただ一つ。 何も、話そうとしないこと。
今、あなたがすべき、たった一つのこと
このドライブの目的は、「問題を解決すること」でも、「心を開かせること」でもありません。 目的は、この「安全な沈黙」の時間を、ただ、心地よく共有すること。これに尽きます。
1.言葉は『ツール』として使う(感情を入れない)
2.沈黙を『恐れない』
息子さんが黙っているのは、あなたを嫌っているからではありません。彼もまた、どう話せばいいか分からず、緊張しているのです。
- 沈黙は、あなたへの『安心』のサインです。 彼は、あなたというプレッシャーの源が隣にいながら、逃げ出さずに済んでいる。これは、「この空間は、安全だ」と、彼が判断している証拠です。
3.あなたは『運転手』に徹する
あなたの役割は、「父親」ではありません。ただの「専属ドライバー」です。
- 運転に集中する: 冗談を言ったり、無理に話題を探したりせず、ただ静かに、安全に運転する。
【もし、息子さんから話しかけてきたら】
この奇跡の瞬間に備えて、もし彼が話しかけてきた時の返答だけは、練習しておきましょう。
お父様。 このドライブは、あなたの愛情が、息子さんの心を溶かし始めた、最初の兆しです。 焦る必要はありません。この静かな時間を、大切に、そして穏やかに過ごしてください。
ちょっと大げさなところはあるが(笑)、沈黙を
耐えよう・・・必要最低限・・・・
私:「ちょっとその前に、市役所寄るから、
ちょっと待っててくれるか?」
息子:「うん」
今月で活動が終了する民生委員のバッチや証明書、
ジャンパーを返却した。本来なら、最後の挨拶を
というところだが、息子が待っている。
役所職員も、受け取ったら「ご苦労さまでした」
っと一言で終わった。3年の任期、最後はあっけなかった。
急いで車に戻った。息子は、スマホで動画を
見ていた。
私:「おまたせ!」
息子:「・・・・・」
処理場に向かった。処理場では、私1台に
3人のおじさんが手伝ってくれて、
あっという間に終わった。息子が手伝う
暇がないくらいだった。
息子は「来る必要なかったんじゃない?」っと
思ったに違いない・・・
それよりも廃棄料だ・・・
13,200円もかかった・・・💧
これで、今まで家族にさんざん言われていた
”私の過去の遺産”、昔のディスクトップ数台を
処理した。人生の断捨離の始まりだ・・・!
第2幕
さて・・・、どうする。9時半だ。
そうだ!息子がいるなら、最近
利用度の低い”ドコモのサブスク”を
キャンセルに、ドコモショップに行こう!
息子名義のサブスクのキャンセルだ。
おっと、ドコモは10時からか・・・。
息子を暇にさせるわけにはいかない・・・
私:「朝ごはんまだでしょ?腹減った。
マックでも行って。時間潰そう!」
息子:「あっ、ダブルチーズバーガーと
ポテトとQooで」
私:「了解」
こんな時間に、マックに寄ることはない。
マックは、高齢者が2,3名ほどいただけで
空いていた。
店員:「今はご提供できません、こちらから・・・」
朝マック時間。ダブルチーズバーガーも
ポテトもなかった。私の好きな500円セットも
なかった。
ダブルチーズバーガーじゃなければ息子は
何を食べる?息子は、ハンバーガーが苦手だ。
高校生になってやっと、ダブルチーズバーガーを
食べれるようになった・・・
マフィンは嫌いだろうなぁ・・・
”ベーコンエッグバーガー”と”ハッシュドポテト”を
息子用に選んだ。私は、一番安いフィレオフィッシュ
セット。

息子は、特に”ありがとう”もなく受け取ると
食べた。息子は、昔から使っている小さい
スマホで、一生懸命、動画を見ているのが
気になっていた。
10時半ごろになり、ドコモショップに
行った。予約の客が何人かいてちょっと
待たされた。少し悩んだが・・・、
息子に声をかけた。
私:「欲しいスマホある?少し見てみたら?」
息子は、喜ぶわけでもないが時間潰しのように
展示されている見本スマホを見て歩いた。
聞くと、128GBのメモリは写真で
いっぱいいっぱいらしい・・・
すぐに順番が来て、サブスクを
キャンセルした。
私:「もう少し、スマホ見てみる?」
息子:「・・・・・」
私:「もう少し大きい店に行ってみよう?!」
息子:「いいよ。」
街中の量販店に行って2人でスマホを
見て回った。あっという間だった。
見終えるとすぐに息子は店を出ていった。
私:「ここまで来たから、どこか行きたい
ところあれば行ってもいいよ」
息子:「いい」
私:「じゃどこ行く?」
息子:「家でいい・・・」
ちょっと出しゃばりすぎただろうか・・・
”Google Gemini先生ー!”すんません。
息子にお昼ご飯をと、コンビニに
寄って帰った。
私:「なにか欲しい?」
と聞くと
息子:「ペヤングがほしい」
とだけ答えた。
家につく直前、
私:「今回いろいろ手伝ってくれてありがとね
これ御駄賃ね」
と、2,000円を渡すと素直に受け取った。
家に帰ると息子は早速、ペヤングを
作っていた。お腹へってるんじゃん!
その後、息子は部屋から出てこなかった。
整理整頓
午後、興奮していたのだろう。
落ち着かなかった。
その勢いで、整理整頓に取り掛かった。
屋根裏の納戸にある昔の書類、
段ボール箱、こまごましたガジェット、
そのガジェットの空箱・・・
廊下に運び出し”燃えないゴミ”
”燃えるゴミ”の袋に分けて
整理していった。
時間を忘れた。午後3時を回っていた。
妻が帰ってきた。私が休みだったことに
驚いたようだし、掃除をしていることにも
驚いたようだ。
私:「こういうの燃えないゴミに入れていい?」
妻:「大丈夫だよ
どうしたの?いきなり掃除しだして?」
妻とも久しぶりの会話だったが、
”整理整頓”、”ゴミの処理”に関して
からスタートし、スムーズに会話をした。
・・・、でも、夜は”ボッチ飯”を続けた。
今日はよく働いた。お腹が減った。
・天ぷらそば
・カレーライス
・ミートスパゲティ
食いすぎたし、2,3日分を食べてしまった。
明日は絶食にするか・・・
今日の日がどういう日になるのだろう・・・
私にとっても、息子にとっても、
そして妻にとっても・・・
ここまで来たら、息子にスマホを買うしか
ないだろう。息子も充てにしているだろう・・・
買っていいのだろうか・・・
今日は寝れるかな・・・
