なぜかベットから起きれなかった
朝、少し寝坊し起きると、肌寒かった。
それに昨日は、ビール瓶1本と水割りを1杯程度しか飲まっなかったので
二日酔いでもなかった。でも、肌寒くベットから起きれなかった。
しばらくするとベットの中で、日曜のお昼の番組の音か聞こえ、
午前中が終わってしまった事がわかり、虚無感に襲われた。
それでも起きれなかった。ダラダラし、次に起きたのは15時だった。
もったいない・・・・、あぁ〜、もったいない。
息子の部屋をのぞくと、息子も椅子に座り何もしてないというか、
ボーッとしていたようだ。何考えてるんだろう?息子は、
っと、すぐに疑問を持ったが黙ってドアを締めた。
しかし、息子は金曜から休みで家にいる。昨日は神社に連れ出したが
今日は、家にこもりっぱなし。親がいない、明日、明後日も
こもりっぱなしかと想像したら、「どこか連れ出さないと!」と、
考えてしまった。いけないこと?かもしれないが・・・
強制的にならないように、無理強いしないように・・・・
考えて、考えて・・・、勇気を持って、息子の部屋をノックした。
私:「どこか行かない?」
息子:「どこ行くの?」
私:「特にあてはないけど・・・、そのへんドライブでも、海でも山でも」
息子:「じゃ、海」
えっ、いつも最後まで「どこでも、なんでもいい、どっちでも」ばかり言う
息子が”海”と自己選択した。驚きだった。それに、私と
出かけることにも”面倒くさい””ウザいなぁ”という表情もなかった。
楽しそうとは言わないが、普通の顔で用意をしだし、すぐに
助手席に乗り込んでくれた。



車の中でも、
「この道、真っすぐ行ってみよう!」とか
「そこ曲がってみよう!」とか
いつも、車に乗ると黙って、指を吸っていた息子が
言葉を発してくれた。会話もはずみ、雑談も随分した。
途中、息子に
「こんなんだったら、もっと早めに今日出て、遠出すれば
良かったなぁ」というと
「大阪USJに行きたかった」とか
「岩手に行ってみたい」とか、ちょっと飛躍すぎの話だったが
そんな会話にも広がった。笑顔や笑いもあり、
まだまだ、息子の会話、言葉にハリはなかったが、
会話のラリーができた。これも昨日の神頼みのせいか・・・?
残念ながら、出発が遅かったのと会話が進んだので、
時間があっと言う間に過ぎ、家に帰り晩ご飯を食べることになった。
息子の今日は珍しく、”まだドライブしてても良かった”感があった。
ご飯が終わると、息子から、
息子:「最近、スマホのバッテリーの減りが早くて・・・」
と質問してきた。私が知っている知識で、バッテリーのヘタリ度を
確認してやると、息子のスマホのバッテリーは随分ヘタっていることが
わかった。
私:「バッテリーの入れ替え時だわ。」
息子:「中1から使ってるからなぁ〜」
私:「・・・、」
頭にいろんなことが巡った。
- どうしたらいいの?
- バッテリー交換してくれない?
- お金出してくれない?
- 新しいスマホ買ってくれない?
- 僕にそんなお金出してくれないよね・・・
などなど、なにか希望があるのかなぁ、なにか言ってくるかなぁっと
思ったが、私は話を続けるために、不自然にならないように
会話を続けた。
私:「中1からかぁ〜、もうそんなにたつんだね〜。それにしても
スマホ使いすぎなんじゃない、笑。どうしようね。」
息子:「・・・」
私:「バイトでもするか?」
息子:「・・・」
息子よ、冗談でもいいから何か返してくれ!と願い、顔は笑顔で
優しい語り口で会話を続けたが・・・・
息子は、とりあえず諦めたようで、さっさと自室に戻った。
私に言い返したり、自分の気持を訴えかけるようなそこまでの
エネルギーはまだなかったみたいだ。でも、自分の困りごとを
私に相談してくるだけ”雪解け”が始まったのかと良いように捉えた。
この週末は”神社に神頼みに行った事をきっかけに何か好転しだした、
物事が、特に息子を取り巻く何かが回りだすきっかけの週末になった”と信じたい。
息子よ頑張れ!がんばれーーーーーーーーーーーーーー!







