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【通信高校2年生の父親】東京旅行1日目 Part2

2025年6月1日

切ない息子

”はとバス”に乗るため、少し早いが東京駅に向うことにした。

メイン通りに出ると、今日は日曜日、歩行者天国だった。

息子は、ショックが隠しきれない状態。

歩くスピードも遅かった・・・・

落ち込んでいる息子に声を掛けるが、息子は

上の空だった。

秋葉原の駅に向かっていると、突然、息子が

息子:「ちょっと待って! この店寄ってきてもいい?」

私:「いいよ、外で待ってるからね。」

息子:「うん」

私なら素通りする店だ。ぬいぐるみか・・・、

息子の趣味は何だ? 子供ぽいよなぁ・・・泣

まっ、いいか・・・

そんなに大きい店じゃないのに、結構待たされた。

息子は出てくると、複雑な表情をしていた。

息子:「欲しいものがあった・・・、でも高い・・・」

息子:「中古品だし・・・・」

少し嬉しそうだったが、財布を広げてお金を数えながら・・・

息子:「どうしよう・・・、高いし、中古品だし・・・」

私:「新品よりは安いの?」

息子:「まぁ」

私:「よく考えて自分の好きなようにしたらいい」

・・・・・・・・・・・。

切ない時間が続いた・・・・

私のほうが我慢できずに

私:「少し、貸そうか」

息子:「うん、いやいい・・、やっぱりどうしよう・・・」

甘い親かもしれないが、子どもの笑顔が見たい。

私:「1万円貸してやるよ。ちゃんと返せよ。」

息子:「来月のお小遣いなくなちゃうな・・・・、
         ・・・・じゃ貸して・・・・」

というと、店に戻っていった。

しばらくすると、ニヤッと笑いながら息子は出てきた。

まっいいか。笑顔で黙って迎えてやった。

何を買ったのかは知らないが、小さな黒いビニール袋に

何かを買って出てきたが、私の近くですぐに自分のリュックに

それを詰め込むと何もなかったように先を急ぎだした。

息子:「ご飯食べに行こう!」

機嫌が良くなった感じだった。

よかった。やっぱり落ち込んでいる息子より、

元気な息子を見ていたほうが私もうれしい。

秋葉原で店を探すが、息子はどこも高い!と言って

店がなかなか見つからなかった。地元にある

チェーン店に入るのも気が引ける。

仕方なく東京駅周辺にもお店はあるからと、

東京駅に向かうことにした。

昔の記憶をたどり、東京駅丸の内の”KITTE丸の内”に入った。

”はとバス”集合場所はすぐ近くだ。ここならギリギリまで

いても大丈夫だ。

昔、出来立ての頃一度来たことがある。

ここのレストランに入ろうと思い、息子を

レストランフロアーに連れて行った。

息子はやはり、値段を見て、

「高っ!食べるものがないよ・・・」

とグルグル店を見て歩いた。しばらくすると

「ここにしよう」と初めていった。

ラーメン屋だった。地元では、値段に関係なく

メニューを選ぶが、遠慮したのか一番安い

ラーメンを指差し、

「僕これでいい。」

と一番安い、オーソドックスなラーメンを選んだ。

私は、”はとバスツアー”にディナーがあるので

あまりお腹をいっぱいにしたくなかったが

仕方なく、息子に付き合った。

年頃の若い男だもんなぁ、そりゃいつでも腹減ってるよなぁ・・・

でも遠慮して、一番安いメニューを選ぶなんて・・・

ケチなのか、かわいいのか・・・、まっ、息子がそう言うなら・・・

息子に、東京だし、景色がいいし、値段はこんなもんだよと

諭しながら、テーブルについて歩き疲れた体を癒やしていた。

息子は、景色や場所で値段が上がることには、いまいち

納得してなかったようだ・・・笑

料理がやってくると、息子は

「美味しい!お父さんも少し食べる?」

と言って、お互いに料理をシェアした。

確かに、出汁が濃くて抜群に美味しかった。

味にうるさい息子も満足していた。

ちなみに私は、お茶漬けセットの小を頼んだが

普通盛りでも良かった。ごちそうさまでした!

ゆっくり時間を使って、”はとバス”の時間調整をして

店をあとにした。息子は大満足したようで

いつもの息子に戻っていた。

ほぼ時間通りにつくと、同じツアーのお客さんらしき人が

列をつくっていた。

早速、バスに乗り込みツアーが始まった。

地元の?おばさまが多かった。ツアーの名前は、

”【2階建てバス】東京タワーと夜景の東京スカイツリー”

で、舞浜のヒルトン東京ベイでビュッフェの夕食付きだ。

私からすると、少し”田舎もんのおのぼりさまツアー”だが、

息子は楽しみにしていた。(後で目的がわかることになる)

東京タワーにつくと、息子は

「なつかしい〜、修学旅行で来たからなぁ」

そうだったね、不登校だったけど、修学旅行は参加できたもんね。

中学時代の修学旅行を思い出しても大丈夫か?

ちょっと心配もあったが、東京タワーの展望室からの

まだ明るいうちの東京の町並みを楽しんでいた。

実は高所恐怖症の私は少しビビっていた。

ツアーのメンバーは、地元のおばさま連中が10人ぐらいと

小さい女の子を連れた家族連れが一組、それと私達だった。

時間いっぱいいっぱいを使うのは、私達だけで、他の皆さんは

集合時間の10分前行動をしているようで、ツアーはスムーズに

進んでいった。

東京タワーが終わって次はディナー、ヒルトン東京ベイに向かった。

東京の街中を、車で移動、ベイブリッジを渡って、ガイドさんの

東京案内も聞きながら舞浜に向かった。ガイドさんの案内も

興味深かったが、おばさまたちの話し声でほとんど聞こえなかった。

息子は、今日は指を吸わず、ずっと外を見ていた。

舞浜に付き、ディズニーリゾートを見ると、息子が

まだ小さい頃、家族で来たときのことを思い出した。

アトラクションよりも、野鳩や水たまりで遊んでいた

息子を思い出した。もうそんな面影は隣りに座っている

息子からは感じ取れない・・・

次に息子がディズニーランドに来るのは、私達とだろうか?

恋人とだろうか? 息子の横顔を見て、心のなかで呟いた。

ヒルトン東京ベイについた。

昔ほどの感動はなかったが、美味しいものを好きなだけ食べれた。

ちょっと高いビールも飲ませてもらった。

息子は、「美味しい、美味しい」と何度も取りに行き

腹一杯になったようだ。

ニコニコして、幸せそうな息子が私にとっては

一晩のおかずだった。ごちそうさまでした。

バスに戻るとまだ明るかった。次はスカイツリーだ!

東京スカイツリーにつく頃には、日が暮れていた。

息子は、ずっと外を見ながら

「人が多い・・・」と

完全にお上りさん状態だった。

息子は、何故か東京スカイツリーにテンションが上っていた。

下調べをしていたらしく、”名探偵コナン”のコラボイベントを

していた。これが目的だったのだ! 日曜日ということも

あるだろうが、そのためか、お客さんはいっぱいだった。

息子は、その限定コラボ商品を、また財布とにらめっこしながら

購入していた。こいつどこまでオタクなんだ・・・

意外と”はとバス”は良かった。

もちろん私は運転しなくていいし

行き先や道順を考えなくてもいいから楽ちん。

アルコールも飲みたければ飲める!!

また、東京観光のときは使ってみたいものだ!

5時間ちょっとの拘束時間だったが、かなり充実した時間だった。

息子も満足したらしい。東京駅に着くと

意外とあっさり、解散になった、笑

もう10時だったが、東京の日曜夜。街はまだまだ人で溢れていた。

最終目的の今日泊まるホテル、秋葉原へと向かった。

ホテル代はケチったので、親子二人ダブルベットで寝る部屋だった。

息子は饒舌でよく喋った。そして、いつの間にか

(アクアパークで買ったらしい)小さいタコとドルフィンの人形を

嬉しそうに触っていた。ちょっと気持ち悪かったが、

触ってペコペコしながら、ニヤニヤ笑ってた・・・

何考えてるんだ?高校2年生だろう?・・・・・泣

さすがに少し気持ち悪かったが、無事1日目を終了した。

明日は、ほぼ予定がなく、息子の言葉を借りれば

”行き当たりばったり”の東京観光をする予定だ!

未成年の息子だから、深夜の東京探索は、今回は

なかった。次回はお酒飲めるようになってたら、

深夜の東京も出てみたいね!

ホテルの部屋で、実は私は、少し興奮、緊張してる?

息子と寝るなんて最初で最後かもしれない・・・

息子がこんなに喜んでくれる、話してくれるなんて・・・

そう思うと寝付けなかったし、深く眠れなかった・・・・

息子は喜んでくれたかな・・・、明日もよろしく。

d払いポイントGETモール

 


 

 

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