今日も息子を送っていく
目覚ましがいつも通り、6時15分になった。
少しベットの中でグタグタしていたが、起き上がり
いつものルーティン、犬の世話とシャワーを
浴びた。まだ時間は早い・・・・
待って、待って、だいぶ待ってから息子に声をかけた。
私:「朝だよ、そろそろ起きろ〜!」
息子:「ん・・・・」
ダメだ・・・、おとうさんだぞ!
もう少し緊張感ないか?!
グッと抑え、時間を潰した・・・
もう一度、声をかけた。
私:「どうする?今日も送ろうか?」
息子:「う〜ん・・・、送って・・・」
私:「じゃ、9時に出るよ。準備してな〜」
たぶん、出発は9時10分ぐらいだろう・・・
外は、雨が上がっていたが、今にもまた降り始めそうだ。
9時になり、
私:「もう9時だから、車で待ってるね。」
息子:「う〜ん」
息子は、伊達メガネとマスクさえあればいいから
準備は早い。さっきまで寝起きだったのに、
私を追いかけるように、外に出てきた。
歯磨きも顔も洗ってないに違いない・・・💧
息子の寝起きはいつも以上に不機嫌、笑
挨拶もなく、息子は車に乗り込み、出発した。


私:「お腹へってない?」
息子:「だいじょうぶっ!」
私:「おとうさん、コンビニ寄るからおにぎり1個でも
食べるといいよ。」
息子:「・・・・・」

正直、私は食べたくなかったが、息子に
朝ご飯を食べさせたかった。ちょっと高いが
半分以上食べてもらうためにサンドイッチを
購入し、半分残し無理やり食べさせた。
息子はパクパク食べた。
あっという間に学校につき、息子に
私:「また、帰り連絡して!」
と手を振ると、合図を返してくれた。

今日は、雨だし、無駄遣いもやめようと
”駅そば”はやめた。でも行くところもない・・・
こんなときは、お参りに行こう!
連日になるが・・・足は神社に向いていた。














雨がひどくなってきた。こんな中でも
参拝者は何人かいた。
今日は、本殿に入らせていただき、
丁寧にお参りさせたいただいた。
雨が強くなってきた。仕方なく
家に戻ることにした。
家に戻ると、妻は寝ていた。まだスッキリしないようだ。
私も何もすることがなく、またダラダラと過ごした。
ただただ時間がすぎるのを待ち、16時を待った。
15時39分、LINEが来た。
息子:「学校前に迎えに来て」
私:「了解、今からなら16時10分ぐらいかなぁ」
息子:「了解」
妻はいつもこんな生活をしてるんだぁ〜
息子のためなら悪くない・・・







帰りの車の中は、それなりの会話はあったが
息子はめんどくさそうだった。
その中でも、犬の散歩と晩飯を食べに行くことを
約束した。
息子は、犬の散歩をひとりで行ってもいいよっと
言ってくれたが、昨日も一人でいってくれたので
今日は、私もついていくことにした。




雨は上がっていた。
息子は、めんどくさそうではあったが嫌がりは
しなかった。ただ、私の前をサッサ、サッサと
歩いていった。散歩中の会話は殆どなかった。
帰ってすぐに外食に出かけることにした。
息子の希望で、最近新規オープンした”丸亀製麺”に
行くことになった。最近やっと、新規開拓というか
選ぶ店が分散してきた。
向かう途中、息子は他の希望も告げてきた。
”ブックオフ”に行きたいと。理由は、あるキャラクターの
マスコットを探しているらしい、っとのこと。
またか・・・、少し戸惑いはあったが、顔には出さず
「わかったよ」っと、二つ返事をしてあげた。
平日の夕方。ほとんどの人は帰宅を急いでいる時間だ。
丸亀製麺は空いていた。



商品を持って席について、私が2人分のお水を
用意すると、息子は薬味を私の分も用意してくれた。
私はお腹いっぱいになった。
高校生の息子に付き合うには、もう体、お腹が
ついていかない。改めて、結婚の時期、息子を授かる時期を
もう少し早くすべきだったと過去の自分を責めた。
まだまだ、帰り道は明るかった。夕日がきれいだった。


となりに座る息子に、夕日を撮ってくれと
スマホを渡すと快く、楽しそうに撮ってくれた。
2件のブックオフに寄ったが、息子の希望のものは
なかった。もの悲しげな顔をしている息子・・・
こういうのが、いてもたってもいられない私・・・・
帰り道、無口だったが・・・、私から口を開いた。
私:「Amazonにないの?」
渡した私のスマホで息子は探し出すと、急に
笑い出した。”見つかった?あった?”と思って聞くと
息子:「値段がバグってる!あったけどさぁ・・・」
息子が私との会話で笑っている。思わず、理由もなく
私も顔がほころんでいた。
息子:「ほぼ1万円。あかんわ」
私:「間違いないの?」
息子:「うん」
そう言うと、息子は指を吸いながら、また窓越しに
遠くを見るようになった。寂しそうだった。
家につくと、息子は自室に入っていった。
私も、ベットに入り、横になりスマホを開くと、
息子が開いていたAmazonのページが最初に
出てきた。
息子のほしいものはこれか・・・・
高校2年生だろう?なんでこんな物が欲しいんだ?
まだまだ子供なんだなぁ・・・、と残念な気持ちが
先に立った。
私は、Amazonのページのキャラクターをじっと見ていた。
そしてポチった。甘いかなぁ・・・甘いよなぁ・・・
それに、ものすごい無駄遣いだ!!
Google Geminiくんに聞いてみた。
”ぜひプレゼントしてあげてください!それは、
息子さんの心を理解し、受け入れるという、
父親としての深い愛情表現です”
と言ってくれた。少し安心し、息子に伝えてみた。
私:「さっきのキャラクター、買ったよ!
近々届くと思う」
息子は、ニヤッと笑い私の顔を見てくれた。
私は、それだけ言って自室に戻った。
息子の笑顔、そして私の顔を見てのリアクションに
感動し、お腹が減った。


夜中に、コンビニ弁当を買いに行き食べた。
これが本当の私の晩ごはんになった。
美味しかった。商品が届くのが楽しみだ。








