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【通信高校2年生の父親】面談

お墓参り

昨日、息子は部屋に戻るとゲームをしていた。

そして、昨日息子は私に小さな嘘をついた。

ちょっとしたことだがそれらが頭から離れなかった。

寝起きは悪くなかったが、早く目が覚めた。

いつも通り準備をするといつもより20分ほど

早かった。

息子は今日から学校だ。声をかけた。

私:「もう朝だよ。起きろ〜!」

息子:「・・・・・」(頷くだけ・・・)

しつこくしないように・・・。その場を一度離れた。

再度、家を出るときに声をかけようとすると、

息子は椅子に座って目をつむっていた。

私:「じゃ行くね。行ってきま〜す!」

息子:「・・・・・」(頷くだけ・・・)

まっ、いいか。少し早いが家をでた。

今日もいい天気。天気予報ではかなり気温が上がりそうだ。

車を走らせると何故か足は墓地に向いていた。

突然だが、”お参りをしていこう!”と思ったのだ。

手を合わせ、もちろん息子の事をお願いした。

遠まわりになっていつもとは違う道を通った。

濃い緑が目に入った。

いつもと違う道、いつもより少し早い時間、

それだけで出会う学生さんは違って、今日は

数多くの自転車を元気よく漕ぐ学生さんたちに

多く出会った。

みんな頼もしい。いつもよりちょっと長めの

時間調整をして会社に入った。

朝のルーティンワークと雑用が終わると

”登校確認メール”が入ってきた。
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〇〇 〇〇さんが今、教室に到着しました。

05月20日 09時37分
〇〇高校
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今日、私がキャンパス長と面談をすることを
息子は知らない。

今日は5月20日。もうすぐで5月も終わり。

新年度2ヶ月が終わってしまう。

息子よ!目覚めよ!そしてがんばれ!息子の未来は明るい!

とりあえず、そう願った。

私も仕事に戻って、仕事に集中しなきゃ!

暑い・・・

窓際族の私の背中に、直射日光がダイレクトに当たる!

暑い!

熱中症マークが点灯してるじゃない!

本日の業務終了〜!

頭の整理

私はどうなったら、幸せなんだろう?

やっぱり今は息子かな。

あれだけ好きだった旅行には、息子が不登校になって以来

行かなくなった。行って近くのスーパー銭湯だ。

ほんと県外には行かなくなった・・・

息子の機嫌を取ろうと外食は増えたけど・・・

最近はマンネリ。田舎だからしょうがない。

飲食店がそれほどないし、お金も続かない・・・

息子が元気で活発に明るく、物怖じせず

好奇心旺盛で健やかになってくれればいい。

言葉では簡単だが、望み過ぎだろうか・・・

簡単に言えば、独り立ち、自立だ。

そのためには、自分を律しないといけない。

その片鱗が見えればいいのだが・・・・

息子が元気だったのは、小学高学年の時だ。

もう4年前。時は戻らない。それどころか

毎日、一日一日過ぎていく。

もうあと2年もすれば、高校卒業。

成人の仲間入りだ。免許も取れる。社会人かもしれない。

社会に飛び込むのではなく

社会に放り出されるわけだ・・・・

若くて楽しい時期だろうと、昔は思っていたが、

今の息子のメンタル、考え方、日頃の行動力では心配で

ならない。でも、過保護、過干渉になってはいけない。

適度に距離をおいて、間をおいて・・・・・。

時間はどんどん過ぎていく。

おっと!”下校確認メールだ!
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〇〇 〇〇さんが今、教室を出ました。

05月20日 16時10分
〇〇高校
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今日もがんばったな!このあと、キャンパス長と会ってくるよ!

面談

定時にぴったりに退社した。

初めてのキャンパス長、期待と緊張、そして息子に関して

真面目な話ができる安堵感、いろいろな気持ちで

ソワソワしていた。夕方で混むかと思ったがそれほどでもなかった。

想像以上に早く着いた。数時間前、息子もここにいて

同じ風景を見ていたんだなぁと思いながら、息子の

通学路?であろうと思われる道を少し散歩してみた。

今日は暑かっただろう。この道をいつも歩いているんだな・・・

時間になり、学校に入った。

第一印象は、カジュアル?前任者と比べるとラフな感じの

若いキャンパス長だった。

前情報を渡していたので、本題、核心からすぐに話ができた。

印象は良くも悪くもこんな感じだった。

  • 先生と生徒というより息子と友達づきあいの関係の先生
  • 聞き上手と言うより、おしゃべりな感じ
  • 話の最後が保身的
  • どこか昔、この先生も不登校だった?と思わせる感じ
  • 笑い方が下品
  • 専門家というより少し的外れ意見が多い

失望まではいかない。これからはこの先生にお世話になるしか

ないのだから頼りにするしかないのだから。それに、息子は

一番話しやすい先生と言うんだから付き合っていくしかない。

話の中でのズバリ言われたことは

  • 息子はコミュニケーション能力がある
  • 息子の中で、学校のイベントにはすべて出席する覚悟を持っている
  • 気遣い、協調性がある
  • 男友達より女友達が多い
  • 女の子に人気がある
  • 進路は、専門学校一択である
  • ゲームに興味がある
  • 勉強は苦手
  • 不登校は甘えだった
  • 親に認めてもらいたいと思っている
  • 旅行などに興味がある

などなど。結局2時間を超える面談をしてくれた。

話の中身は、繰り返したり、話題があっちに行ったり

こっちに行ったりでお互いに言いたいことをとりあえず

いいました的な面談だった。

結局、なんの結果も出なかった。情報交換って感じの面談だった。

それにしても、女性に人気があるというのは驚いた。

つい最近、たまたま息子と友達の話になった時

「僕はモテない。人気ない。女友達はいない」っと

言っていたのに・・・・

まっ、失望まではいかないがちょっと頼りないなぁと

思いながら学校を出た。

外はもう暗かった。

久しぶりだ。こんな時間に、暗い駅前を歩いているなんて・・・

昔は、出張帰りはいつもこんな感じだったなぁ・・・

少し、虚しさを持ちつつ歩いた。

家に帰れば、晩御飯ができているとは知っていたが、

駅前まで来たのでいつもの定番、”駅そば”を食べに行った。

今日は、鰹節がかかっている!当たりの日だ!

小さな喜びを感じたが、心の中は”ちょっと今日の面談に

期待しすぎた”のか虚しい気持ちがありモヤモヤしていた。

妻にどう報告しよう・・・

とりあえず家に帰ろう・・・

家に帰ると、夕食が出てきたがあまり食欲はなかった。

落ち着いたときには、10時近かった。

このまま寝てしまおうっと思ったところに、

妻から「今日、どうだったの?」と話があり、

ひと通り正直に話した。

妻の返事は「私もあの先生ちょっと頼りないと思うの」だった。

そうだよね。話があってよかった・・・

とりあえず、このキャンパス長とは”大人の付き合い”を

していくこととしよう。

妻との話が長引き、結局深夜の1時半をまわっていた。おやすみなさい。

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