バレンタインのお返し
いつぶりになるだろう。息子とふたりで食事をしました。
きっかけは、バレンタインのお返し購入。現在の息子は不登校ながら中学の義務教育の卒業を無事終了し、その後は規則正しく生活しています。
仕事途中に、明日のバレンタインのお返しのことを思い出し、「息子に付き合ってくれ!」と頼み込み連れ出しました。
「付き合ってくれ!」とのLINEの答えに、「り」と返してきたので、「大人と親にはちゃんと”了解しました”と返しなさい!」と返事すると「わかりました、了解です」と。こんなことで喜んでいてはいけないのでしょうが、今までは無言、無答でしたので正直驚きました。
車の中では、今までであればなるべく早く帰ろうよ感が、息子の体から立ちこめるのですが・・・
「そんなショピングセンターみたいなところではありきたりのものしかない。違うところに行こう!」
と、自分の意見を伝えてきました。なにか急に大人びた感じがあり、卒業を気に何か変わった感じを受けました。その後も、お返しはササッと選んでくれるし、外食の提案や、店の提案など。今までなら、何を言っても聞いているのか聞こえていないのか、わかったのかわかってないのかの態度しか取らなかった息子が自発的な行動をすることに驚きました。
今までのあの中学生時代はなんだったんだ?極度の恥ずかしがり屋や思春期というような言葉で表現するには”不登校の中学時代”は残念すぎるじゃないか。今回のように素直に育っていれば、普通の高校生にもなれたろうに・・・、でも終わったことは仕方ない。
閉店間際の海老天サービスの海老天かき揚げうどんと息子はいつもの”ざるうどん”を食べながら、前途明るい息子の姿を見たような気がします。通信高校というかなりのハンディを乗り越えて、自分のなりたい、やってみたいを実行できるおとなになってほしいものです。(うどん屋さん店名:麺家まるきん)