還暦5ヶ月前、ちょっと考えてみた
一般論と私。
60代になると、仕事をしている人の多くは退職を迎えることになるでしょう。仕事を生きがいにしていた人は、仕事をしない生活がストレスになるのでしょう。私は、逆にひとりで取り組みたい趣味みたいなものがたくさんあるので、今のような中途半端な仕事を任されている方がストレスです、が、経済的理由でとりあえず定年まで働こうと思っています。
また、ある人にとっては、地元自治体の行事に参加したり、地域福祉に取り組んだりなど、また新しい生きがいを見つける人もいるのでしょうが、私は仕事を離れてまで人と接したくない、家族や限られた人だけのコミュニティで十分と思っている人間、仕事をやめて人間関係が希薄になると恐れる人のほうが気がしれないと思う方の人間です。逆に仕事上の人間関係はなくなっても、地域との人間関係とは離れることはできないと思うので、その方が永遠のストレスになるでしょう。
そして身体の衰えでしょう。病気になってしまったり、病気がきっかけとなって介護が必要になってしまったりすることもあるのでしょう。うつ病になる人が多くなるのも60代の特徴ともいわれています。私も既にその一員かもしれません。逆流性食道炎や筋力の衰え、皮膚炎の治りの遅さ、視力の衰え。でも私にとって一番の不安、恐怖は経済的な基盤を失うことによる大きな不安しかありません。人間関係なんて、薄くなることで逆にスッキリします。子どもを当てにしたくもありませんので、やっぱりお金ですね。経済的理由ですね。昔、体に自身があったときは、何でもできると思っていましたが、最近ではその気力もなくなっていますが、自分の時間を持ってやりたいことは山のようにあります。ただ残念ながら、どれもお金がかかる。
どうやって、還暦を迎えるのが正解なのでしょう。おそらく己をよく知ることでしょう。そして副収入目的の経済力。そしてそれらをもう一度俯瞰的に見る目が必要なんでしょうね。50歳になったとき、ああ私も50かぁと思いましたが、60歳は、体の変化も著しく、眼の前で先輩方がどんどん定年を迎えていくとやっぱり、鬼気迫るものがあります。