息子の春休み
「馬鹿な子ほど可愛い」ということわざが日本にあります。まさに今うちはこの状態にあります。不登校で中学時代を過ごし、勉強も遅れてしまいました。卒業式は参加できましたが、不登校状態も完全に改善されたとは言えず、担任の先生と相談して高校は全日制を諦め通信高校に決めました。いまはその間の春休みです。
卒業式を終えて春休みに入ると、今までは学校にいかなければいけないけど休みたいで休んでいたのが、もう楽校に行く必要がなくなっての休みなので、彼も少し気が楽なのか明るくなったような気がします。世間、社会の楽しいところ残酷なところを知るそして父親である私は、どうしてもなんとかしてやりたい、今ならまだ修正がきくと思ってしまっています。
こういう考えが、過指示、過保護、過干渉になるのかもしれませんが、「馬鹿な子ほど可愛い」になってしまっている状況です。今息子は、妻の実家に1週間合宿(お手伝い)に行かせています。私は何をしているのか気になってしまい1日に何度かLINEをしてしまいます。他愛もない挨拶文程度です。彼が不登校生でなければ、こんなことしなかったでしょう。というか、一般的には息子から自発的に情報をくれて、”事件、事故にならない範囲で勝手にやっとけ”程度で思えるのでしょうが、不登校だし勉強も遅れている…なるべく早く挽回させないとと思うと、親の私のほうが焦ってしまっている状況なのです。悪循環です。
頭では理解しているつもりなんです。親と子どもは別の人格。息子の人生は息子のもの。だから干渉する必要はない。でも息子は、そこが”頭が悪い”というか”まだまだ中学生、幼い”のでしょうね。未来を想像できているとは思えない、想像できたとしても狭い範囲内で判断してしまっていると思ってしまうのです。子どもを信用しましょう!よく言われる言葉です。信用したいです。
どうしても早く不登校を脱出して自分の未来に向かって進んでもらいたいと思うと、時間との戦いと感じてしまうのです。
「親の心子知らず」でいい。私の考え、気持ちなどなかなか通じなくても、息子が無頓着に勝手なふるまいというか外にアクティブに動ける状態にまずなればいいと心配してしまう私なのでした。