今日は朝一番で息子を抱きしめてみた
今朝、いつも通り息子に朝の挨拶をしながら起こしてみた。
枕元には、見慣れないデジタル時計があった。
私 :「新しい時計買ったの?」
息子:「うん」(眠そうに)
私 :「自分で?」
息子:「おかあさんといっしょに買った。」
私 :「じゃ、目覚ましかけて今度からは自分で起きなきゃね!」
息子:「7時にセットしている」
私 :「そうなんだ。じゃ、お父さんもう起こさなくていいね」
息子:「うん」
言い出したのは母親なのか息子なのかはわからないが、自立と言う意味では
いい傾向なのかもしれない。今日はそれでもダラダラしている息子を
ムリやり起こして、抱きしめてみた。息子はまだ寝ぼけている感じだったが
思いっきりギューしてみた。男同士気持ち悪いのは了解済み。
息子の身長はもう私より大きいので、なにかぎこちないギューだった。
なにか通じてほしい。高望みはしない。ただ不登校を治して、
自分を律し、自分の希望を持って、前に進んでほしい。ただそれだけを
信じて、息子を思いっきり抱きしめてみた。息子は相変わらず、寝ぼけていた。
息子は生きている!
昨日、散歩しながら叫んだ「息子は生きている!」は
少し効果があったようだ。鬱が少し楽になったような気がする。
どんな方法でもいい、私自身が元気にならないといけない。
でも、通勤途中で自転車通学の中学生を見ると、胸が
痛む。やっぱり、息子の中学時代の通学姿がオーバーラップしてくる。
「私の息子は、今日は休校日なので、家で元気にしている!
うちの息子は、もう高校生!中学生ではない!電車通学なんだ!」
車の中で、何度も何度も自分に言い聞かせて会社に向かった。
会社の同僚との話
会社には早く着いた。しばらく考え事をするために椅子に座りボーッとしていた。
昨日よりは大丈夫そうだが、依然として鬱はひどい。今日も限界の針は振り切っている。
同僚に打ち明けよう。助けてもらおう。今週は、第3者に助けてもらう週にしよう!
今日は、ちょっと癖のあるおばちゃんではあるが、秘密保持は信用できる人に相談してみた。
いつもは自分のことをよく喋る人であるが、今日は私の話をしっかり聞いてくれた。
いつも通り、なにか答えがでるわけでもなく、鬱が治るわけでもないが少しの安堵感を得た。
私にはもうプライドも、変な責任感もない。ただ、息子の不登校と前向きな姿勢、そして
それには不可欠であろう親、特に私の健康が戻しさえすればただそれだけでいいのだ。
この彼女は最後に、
「頑張りましょう!鬱の人には”頑張って!”って言っちゃダメですね。でも、
お子さんも頑張ってるようじゃないですか。とりあえず、眼の前の仕事を
こなしていきましょう。将来のことや周りを心配する必要はないですよ。そして
そんな事は、私達がやりますから。支えますから!」
と言ってくれた。鬱が治るという程ではないが、少し落ち着いた自分がいた。
昨日も今日も、”人の温かみ”を感じる日となった。みんな、ありがとね。
今日は、曇り空で少し肌寒いが、今頃息子はまた家に引きこもりなのだろうか?
こんな時間だからこそ、サイクリングで体力づくりをしていてほしいものだ。
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