新入生歓迎 お茶会の日
先週は、学校側のイベントで登校日は1日だけだった。
今週は、また今日から、火曜、水曜、木曜日と1日一コマであるが授業が再開される。
特に今日は、息子にとってその授業の後に、お昼ご飯、そして新入生歓迎お茶会の日と
称した学校イベントがある。息子は、「行ってみようかと思う」と妻に伝えたようだが、
それよりも、お昼ご飯をどうしようかそっちの問題のほうが大きいようだ。
まだ、お昼をまたいで学校にいたことがないので、どのタイミングでどこの場所で
食べていいのか困惑しているようだ。
昔を思い出せば、不登校になる直前、息子は「自転車通学が好きじゃない、苦手」と
いい出したことがある。学校に近くなるほど、生徒が多くなり自転車通学者で
ゴチャゴチャしてくることが苦手だったらしい。そんな感覚の延長なのかもしれない。
わからなかったら聞けばいいし、お昼をまたいで出席している生徒さんはたくさんいるはず。
皆のマネをしてもいいしどうにでもなると思うのだが…、でもまだ不慣れな場所での出来事、
緊張するよね。今日、そうやってゴチャゴチャしたり、お茶会に出席したりして
知り合いや友達ができるといいよね。とりあえず、今日1日を楽しんでくればいいと思う。
妻との会話
最近、少なくとも2日に1度は、妻と息子のことそして私の体調に関して
話し合う機会を持つようにしている。昨日も、1時間程度話をしました。
私は、常に「息子を元気にしたい!家族皆が笑っている家庭にしたい!」までは
いいのだが、そのためには”私は犠牲になってもいいし・・・”とネガティブな
発言になってしまう。よく、1時間近くそんな話を毎回聞いてくれる妻に感謝している。
そんな妻が今回、いろんな意見を言ってくれた。
「明日からの学校は、あの子行くと思うよ」
「お父さんにはもう怖い、近くにいるとなにか小言を言われるという感覚は身に
染み付いてしまっているので、あなたが少しぐらい変わっても今すぐ治らないと思う」
「中学校は自分が希望してない中学受験をさせられて、逆に高校は自分の希望の高校を
受験させてもらえなかった、というのは、彼なりになにか考えてると思う。」
(息子の希望の高校とは、愛媛県立長浜高等学校のことです。
水族館部という独特の部活動がありメディアでよく取り上げられている高校です。
息子は、動物好きということでTVで見て印象に残り、昨年はオープンスクールにも
行ってきました。最終的には、中学時代最後まで不登校が治らなかった息子を
500km以上離れた知らない土地で一人暮らしをさせることに、私が
自身がなかったというのが理由です。)
「最近、”弓道やボルダリングとか、なにか新しい事やってみたい”とか言うのよ、あの子。
習い事になるからタダではないけど、新しいことにチャレンジしてみたいということも
いい出しているからいい傾向だと私は思ってる。」
「あなたは息子の何を心配してるの?今の息子?息子の将来?あなたは息子の将来を
勝手に予想して今の息子を心配しすぎてるんじゃないの?」
「私は、息子のことを悲観的には考えたこともないし、今も考えてない。」
いつもの通り、何か答えが出たわけじゃないが、いつもなら聞き手に徹していた妻が
自分の意見や私を戒めてくれたことで、なぜか落ち着いた私がいた。そして最後に
「もう、終わってしまったことだから考えなくていいことだけど、私は、
長浜高校に行かせてやりたかったな。息子の希望でもあったし、あなたから
少しの期間離れていると息子のあなたに対する感情も素直になるんじゃないかと
思ったから…」
なかなか私には厳しい言葉だった。高校の受験さえさせなかったのは私の判断。
そしてどこかで、不登校の息子を心配しすぎて親元から遠ざけたくなかったと
考えていた私がいたのは間違いない。タラレバになるが、もし今頃、長浜高校に
通ってたら、息子の笑顔が見えただろうか・・・
私は、息子の将来をことごとく邪魔している。それなのに、口では
・息子を応援してるんだ!
・息子のなりたい社会人になれるようにできる限り協力したい!
・息子と心底仲直りしたい!本音で語れるようになりたい!
・息子といつも何気ない会話を笑ってできるようにしたい!
と言ってるのに、チグハグなのは私だ。たった今、息子の”登校確認メール”が入ってきた。
今日は、天気はよくない。
それなのに、息子は時間通り登校したようだ。妻の言った通りだ。天気がよくないこととほぼ1週間ぶりの登校で
期間が空いてしまったことで私自身は心配していたのだが、息子は通ってくれたし、妻が言ったとおりだ。
反省すべきを反省する必要はあるが、過去を振り返らず、前を向いて行かないと。
誰か教えてほしい!息子にどう接して、どう見守っていくのが最善手なんでしょう…、泣けてくる。
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