久しぶりの風呂屋
昨晩はお肉を食べたが、意外と調子がいい。
胃もたれするかと思ったが、調子いい。
昨日の夜は肉を食べながら、少し息子と話ができた。
息子も、息子発信でいろいろ話してくれた。
今日も話ができるといいなぁと思い、声をかけた。
私:「今日の予定は?」
息子:「なにもないよ〜」
私:「そうか、久しぶりに風呂でもいかないか?」
息子:「いいよ!」
今まで誘った中でいちばん乗り気のような返事をしてくれた。
なにかそれだけで嬉しかった。妻に2人で出かけることを
告げると、今度は妻が愛想ない返事だった。
天気は、良かった。車の中では暖房がいらないくらいだった。

お風呂はそんなに混んでなかったが、利用者はおじいちゃんばかりだった。
息子は、高齢者ばかりのお風呂を嫌がる。今日の客層で気分を害して
いないだろうか?心配したが、お風呂から出ると元気そうな顔をしていた。
安心した。ちょうど12時。風呂屋の食堂は混んではいたが、席は取れた。
息子のいちばん希望「ふくいサーモン丼」は売り切れていた。
息子は、ラーメンとしょうゆカツ丼2つを頼んだ。高校生らしい食欲旺盛の
そんな息子をみているのが好きだった。
いつもマスクに長い髪のスタイルの息子だが、小さいテーブルだったので
身近にアップで見ることとなった。
ん〜ん、歯並びが悪い。
高校生の今でも指を吸う癖が抜けない。それもあって、歯並びはガタガタだ。
妻は何をしてるんだ。少し、妻に腹がたった。



なんだかんだ、ふたりともお腹は一杯になった。いつもならもう帰るという話になるが
息子に聞いてみた。「どうする、これから」
息子:「少し海岸線をドライブして・・・」
息子の返事に少し驚いた。いつもなら、することないならすぐ家に帰ろう!と
いうのにドライブしてもいいと息子から言い出したからだ。
特に行くところもないため、本当に海岸線を軽くドライブした。




お腹いっぱいになったあと、日差しも心地よく
車の中は暖房がいらないくらいだった。いつものように
息子はウトウトしていた。
昨日、今日と息子と出かけることができて、色んな話が
聞けたし、息子の笑顔もよく見れた。少し親子の仲は
良くなったんだろうと確信できた。
少しづつ、少しづつ。焦らないでいこう。
そしてもっと親子、父親と息子の間が縮まるといいなと思った。






