妻と息子は、実家へ
やっとの休みだが体調はすぐれない・・・
妻と息子は、妻の実家の雪下ろしに出かけた。
「行ってらっしゃい、怪我するなよ!」と
言うのが精一杯だった。
部屋に入ってくる日差しが、少しずつ明るく
強くなってきたが、体の気だるさが抜けず
ベットの中から動けなかった。
枕元にあった携帯TVのスイッチを入れ、世の中との
つながりを確認して、このままでは一日が
何もせずに終わってしまうと悲壮感たっぷりだったが
体は動かなかった。そのうち、窓の外は薄暗くなり
妻と息子はドタバタと帰ってきた。
あぁ、一日が終わった。もったいないと思うべきか、
体をゆっくる休められて良かったと充実感に浸るべきか・・・






