前からAudibleで気になっていた本「予想どおりに不合理」を読んでみよう!
- 1章 相対性の真相
- 2章 需要と供給の誤諺
- 3章 ゼロコストのコスト
- 4章 社会規範のコスト
- 5章 無料のクッキーの力
- 6章 性的興奮の影響
- 7章 先延ばしの問題と自制心
- 8章 高価な所有意識
- 9章 扉をあけておく
- 10章 予想の効果
- 11章 価格の力
- 12章 不信の輪
- 13章 わたしたちの品性について その1
- 14章 わたしたちの品性について その2
- 15章 ビールと無料のランチ
Audibleからの私へのおすすめで見つけた書籍です。タイトルが面白かったので中身を見てみると、行動経済学に関することでした。私の好物です。Amazonすごいいというか怖い。私の好みを知っているなんて・・・。学生の頃は、喫茶店の2Fから窓越しに人間観察してよく実況中継していたものです。
タイトルの通り、人の行動や選択がどれだけ不合理で、人間がやってしまう筋の通らないおバカな行動を言葉で表現してくれている本です。改めて周囲との比較や物事に影響されずに正しい選択をしていきたいと思う本です。
- 周りと比較してその価値を判断する
- 人はゼロコスト(無料)に弱い
- 社会規範(人情)と市場規範(金銭が絡む)
- 人は興奮すると冷静な判断ができなくなる
- 自分との約束は先延ばしするがその自制心は他人の目で鍛えられる
- 人間は安いものは悪いもの高いものはいいものと思いがち
- 人は手に入らないものを欲しがる
- アンカーリング効果
- 自分で持っている物の価値を高く見る
などなど。私達はよく心理的矛盾を日常的に経験し、合理性よりも自分に都合のよい思い込みをしているか改めて気付かされました。それと同時に自分にあっているものと自分はそう思わないというものがあったので、私は天邪鬼何だとも思いました。
以前物販販売を仕事にしていたときによく行動心理学を考えて、棚づくり、商品陳列をしたのを覚えています。そのもうひとつ深い深層心理の部分で、心理に矛盾する不合理性の実例がたくさん書かれてました。人間て馬鹿だなぁ。それにしても不思議なのは、我々人間は、どうやらお金というものに異常に敏感に反応してしまうという性質のようだ、というところです。