普通の土曜日
目は覚めたが、妻も息子も起きてなさそうだ。
二度寝した。次起きた時間は、もう
10時をまわっていた。
家で、息子とすれ違った。
私:「今日はなんか予定あるの?」
息子:「特になにもない」
私:「例の映画でも観に行く?」
息子:「何時の?」
私:「〇〇(息子)にあわせるよ。でも混んでないか
調べないとわかんないや!」
息子:「ふ〜ん」
調べてみると、さすが三連休、結構混んでいた。
私:「休みだから混んでるみたい。平日は
ガラガラだったのに・・・(笑)」
息子:「明日か、月曜日でもいいよ。
明日も何もなかったと思うけど・・・」
私:「無理に行かなくてもいいよ。
行きたくなければ・・・」
息子:「行くよ」
私は、妻から息子はこの映画にそれほど
興味がないと聞いていたので、私が
誘うから仕方無しに返事をしているものだと
思い、ついそう言ってしまった。
その後、あんまりいい気分ではなかった。
息子があまり乗り気じゃなかったことと
私の言葉遣いに反省していた。
ベットで横になりウトウトしてしまった。
起きると、もう午後の3時をまわっていた。
とりあえず、英会話教室はキャンセルした。
やっぱり、息子は私を起こすほどの乗り気じゃ
なかったのだ。
私は、夕方、会社に用事があり外に出かけた。





ニュースでは全国的に天気が悪いと流れていたが
雨は降っていなかった。ちょうど行き帰りに、
大学生の集団とすれ違った。やっぱり泣けてくる。
将来の息子の姿がこんなんであったらいいのに・・・と。
家に帰り、やはり食欲はなかった。最低限、作って出して
もらったものを口にして、今日も、すぐに
ベットに横になり、スマホで動画を見て寝た。







